2021年08月23日掲載
医師・歯科医師限定

乳がん治療にも免疫チェックポイント阻害剤導入始まる――対象を選ぶ必要も

2021年08月23日掲載
医師・歯科医師限定

東京医科大学病院乳腺科主任教授/日本乳癌学会理事

石川 孝先生

肺がんや悪性黒色腫ほど著効する人は多くないものの、トリプルネガティブ乳がんでは、免疫チェックポイント阻害剤が治療に使われ始めている。

術前に使用することによって完全にがんが消失する率は上がるが、一方で特有の免疫関連性の副作用もある。甲状腺不全や腎不全など不可逆的な副作用も中にはある。そのため術前の早期乳がんに使うべきかどうかは議論があるだろう。副作用への対応が可能であれば、がんが消える率は6~7割ほどになるので魅力的な治療法ではあるが、トリプルネガティブ乳がんの中でもどの症例に効果があるか、いわゆるバイオマーカーがまだはっきりしない点も問題である。

会員登録をすると、
記事全文が読めるページに遷移できます。

会員登録して全文を読む

医師について

新着記事