2022年04月13日掲載
医師・歯科医師限定

【ニュース】COVID-19レジストリ登録データを見える化――COVIREGI-JPダッシュボードを公開 国立国際医療研究センター

2022年04月13日掲載
医師・歯科医師限定

MedicalNoteExpert編集部

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)国際感染症センターは2022年3月31日、「COVID-19に関するレジストリ研究(COVIREGI-JP)」に登録されたデータを活用したダッシュボードを作成・公開したと発表した。

COVID-19の臨床像や疫学的動向を「見える化」

COVIREGI-JPは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床像や疫学的動向を明らかにすることを目的としたレジストリ研究(後ろ向き観察研究)。研究代表者はNCGM国際感染症センター長 大曲 貴夫氏だ。日本全国の医療機関に入院したCOVID-19患者が対象で、登録された症例は6万例以上に及ぶ。日本最大級のCOVID-19入院患者データを蓄積するレジストリである。

ダッシュボードには、本レジストリにどのような症例が登録されているか、症例にはどのような傾向があるかなどが表やグラフによって分かりやすく表示されている。具体的には重症患者の推移、年齢・男女構成、症状、併存疾患、薬物治療、呼吸補助治療、喫煙状況などの情報を視覚的に得ることができる。また、都道府県や期間による絞り込みも可能だ。

ダッシュボード閲覧の注意点

本研究への参加・登録は任意で行われている。各病院の全症例が入力されているわけではなく、地域によっても登録状況が異なることから、国内の状況をそのまま反映するものではない。

グラフに反映される登録データは毎月下旬、前月までに登録・入力されたものである。たとえば、3月上旬に閲覧したデータは1月時点の情報だ。また、登録されるのは患者が退院した後のため、登録には一定の時間を要することが予想され、入院が長期化した症例は、反映されていない可能性もあるとしている。また、データクリーニング途中のデータも含まれるという。

なお、ダッシュボードに掲載されている症例の情報は、「COVID-19に関するレジストリ研究」(新興・再興感染症データバンク事業ナショナル・リポジトリ<REBIND>内で実施)に登録された結果に基づき作成されている。

COVIREGI-JPへの参加方法

COVIREGI-JPは、COVID-19症例を入院患者として受け入れた医療機関に対して研究への参加を呼びかけている。研究への参加方法や参加条件、研究参加へのメリットなどに関する詳細は、COVIREGI-JPホームページから確認できる。また、集積されたデータの利用を希望する場合は、本研究に継続参加していることに加え、別途申請が必要となる。


【参考】
・国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 2022年3月31日 プレスリリース
https://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2021/20220331.html
・COVIREGI-JPホームページ
https://covid-registry.ncgm.go.jp/

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