2021年09月02日掲載
医師・歯科医師限定

新型コロナワクチンで開発が加速――がんワクチンはRNAが主役に

2021年09月02日掲載
医師・歯科医師限定

慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所 遺伝子制御研究部門 教授

佐谷 秀行先生

新型コロナワクチンで注目を集めているmRNAワクチンは、がん研究の視点で研究がなされてきた。ファイザーのワクチンを製造しているドイツのビオンテック、アメリカの製薬ベンチャーモデルナともに、がんワクチンを目指して開発を進めていた企業だった。今回、その技術をコロナウイルスのワクチンに使用した。これをきっかけとして、おそらくがんに対するRNAワクチン開発が本格化してくるであろう。

これまでは安全性への懸念などもあり、なかなか前に進まなかった。しかし、新型コロナのワクチンを短期間で実用化するためにその技術を使わざるを得なくなった。

多くの人たちがRNAワクチンを打ち、副反応などがあっても実用に堪えることが明確に分かり、社会的にも認知された。それによって今後、がんのワクチンとして生まれ変わってくるであろうと考える。

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